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Season 0|移住準備編

土地だけ先に買うってアリ? 家は数年後でもいい?

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2026年8月。

土地探しを続けているうちに、

ひとつ気になることが出てきた。

もし、

「ここ、かなりいい」

と思える土地が先に見つかったら、

家をすぐ建てなくても、

土地だけ買っておくのはアリなんだろうか。

ということである。

最初の私は、

土地を買う。

そのあとすぐ家を建てる。

という流れしか考えていなかった。

でも、

土地と家って、

同時じゃなくてもいいのでは?

と思い始めた。

良い土地は、いつ出るか分からない

家は、

ある程度こちらのタイミングで建てられる。

でも、

土地は違う。

理想に近い土地が、

いつ売りに出るかは分からない。

広さ。

形。

平坦地。

眺望。

道路。

周辺環境。

価格。

全部が自分たちの希望に近い土地。

そんなものが、

都合よく、

「家を建てたい年」に出てくれるとは限らない。

むしろ、

土地探しをしていると、

いい土地ほど、

「今じゃないんだけど!」

というタイミングで出てくる気がする。

不動産、

こちらの人生設計には合わせてくれない。

だったら、土地だけ先に確保する?

そこで思った。

土地だけ先に買って、

家は数年後。

これでもいいのでは?

たとえば、

今はまだ東京に住む。

でも、

理想に近い土地が出た。

価格も手が届く。

場所も気に入った。

だったら、

その土地だけ確保しておく。

そして、

資金を貯めながら、

家の設計を考える。

数年後に建てる。

このやり方なら、

土地との出会いを優先できる。

なんだか、

かなり合理的に思えた。

「土地を先に買う」という安心感

土地を先に持っておくと、

少し気持ちが楽になる気もした。

移住先がまだ何も決まっていないと、

ずっと探し続けることになる。

でも、

「ここに住む」

という土地だけ決まっていれば、

あとは家を考えればいい。

間取り。

予算。

工務店。

セルフビルド。

庭。

畑。

ドッグラン。

ひとつずつ、

ゆっくり考えられる。

土地探しと家づくりを同時にやるより、

精神的には、

少し楽そうだった。

ただし、土地は持っているだけでもお金がかかる

もちろん、

土地だけ先に買うなら、

その間ずっと無料で置いておけるわけではない。

税金。

草刈り。

管理。

場合によっては、

木の手入れ。

近隣への配慮。

土地が遠方なら、

見に行く費用もかかる。

家が建っていなくても、

土地を所有した瞬間から管理は始まる。

これは、

かなり大事だった。

買ったら終わりではない。

むしろ、

買ったところから、

草との戦いが始まる可能性がある。

数年間、草原を育てるだけになるかもしれない

広い土地を買って、

家を建てるのが3年後。

そうすると、

その3年間、

土地は何をしているか。

草が生える。

木が伸びる。

また草が生える。

おそらく、

かなり元気に自然へ戻っていく。

特に、

1000㎡。

2000㎡。

3000㎡。

という土地なら、

放置は難しい。

せっかく安く買っても、

毎年草刈りを外注していたら、

それなりに費用はかかる。

自分たちでやるなら、

東京から通って草刈り。

それはそれで、

なかなかのイベントである。

先に果樹を植える?

でも逆に、

家を建てる前から、

少しずつ土地を育てるのも面白いかもしれない。

果樹。

ブルーベリー。

栗。

梅。

木は、

植えてすぐ大きくなるわけではない。

家を建てる数年前に植えておけば、

住み始めるころには、

少し育っている。

森っぽくしたい場所に、

木を植える。

土を整える。

畑予定地だけ、

草を抑える。

家を建てるまでの数年間を、

土地を育てる期間

にしてもいい。

これは、

かなり楽しそうだった。

ただし。

家を建てる場所を間違えて植樹すると、

後で泣く。

家より先に庭を完成させるのは、

さすがに気が早い。

家の場所だけは、先に考えておく必要がある

土地だけ先に買うとしても、

何も考えずに買うのは危ない。

どこに家を建てるか。

どこから車が入るか。

水道はどこから引くか。

排水はどうするか。

日当たりはどうか。

そのあたりは、

ある程度想定しておいたほうがいい。

土地を買ってから、

「ここ、家建てにくいですね」

となったら困る。

つまり、

土地だけ先に買うとしても、

家を建てる前提で土地を見る

必要はある。

家そのものは数年後でも、

土地選びの段階では、

未来の家まで想像しておく。

結局、

妄想力が必要である。

安い土地なら現金で確保できる?

ここで、

もうひとつ考えた。

地方では、

土地だけなら、

建物付き物件よりかなり安いことがある。

数百万円。

場合によっては、

もっと安い。

もし手持ち資金で買えるなら、

住宅ローンとは切り離して、

土地だけ先に買う。

そして、

家を建てるときに改めて資金を考える。

そんな方法もある。

家と土地を同時に買うより、

資金計画を分けられる。

これは、

私たちにとって、

かなり気になる選択肢だった。

でも、家を建てるまでに気が変わるかもしれない

一方で、

怖いこともある。

土地を買ってから、

数年後。

気が変わるかもしれない。

もっといい土地が出る。

生活スタイルが変わる。

移住先そのものを変えたくなる。

最初は、

「ここしかない!」

と思っていたのに、

3年後には、

「いや、こっちの地域のほうがよくない?」

となる可能性もある。

私たちは、

土地探しを始めてから、

かなりの速度で好みが変わっていた。

海。

高原。

古民家。

新築。

別荘地。

農地付き。

平坦地。

森。

自分でも、

方向転換が多い。

となると、

土地を早く買いすぎるリスク

もある。

「良い土地」と「今買うべき土地」は違う

ここで、

少し考え方が変わった。

良い土地を見つけた。

イコール、

今すぐ買う。

ではない。

条件がいい。

価格もいい。

でも、

数年持ち続けるコスト。

管理。

家を建てるまでの期間。

資金。

自分たちの気持ち。

そこまで考えて、

初めて、

「今買うべき土地」

になる。

良い土地と、

今買うべき土地は、

少し違う。

これは、

土地探しをしていて、

かなり大きな気づきだった。

それでも「先に土地」はアリだと思った

結局、

私は、

土地だけ先に買う方法も、

十分アリだと思うようになった。

ただし、

条件付き。

本当に気に入っている。

家を建てるイメージができる。

数年間持っていても負担にならない。

管理できる。

資金にも余裕がある。

そして、

数年後もそこに住みたいと思えそう。

そういう土地なら、

家より先に確保する意味はある。

逆に、

「安いから」

「広いから」

「なんとなく良さそう」

くらいなら、

急がない。

土地は逃げるかもしれない。

でも、

買った土地からは、

こちらが簡単には逃げられない。

土地探しは、タイミング探しでもある

家づくりは、

何を建てるか。

土地探しは、

どこに住むか。

だと思っていた。

でも、

もうひとつあった。

いつ買うか。

良い土地に出会ったとき、

買う。

待つ。

見送る。

そこにも、

判断が必要だった。

そして、

土地だけ先に買う、

という選択肢を知ったことで、

少しだけ気持ちが楽になった。

家をすぐ建てられなくてもいい。

いい土地に出会ったら、

そこから始めてもいい。

そう思えるだけで、

土地探しの幅が、

また少し広がった。

ただし。

土地だけ先に買うにしても、

ひとつだけ避けられない問題がある。

その土地へ、

ちゃんと家を建てられるのか。

道路。

水道。

農地。

造成。

法規制。

ここから先、

土地探しは、

だんだん「景色がいい」だけでは済まなくなっていく。