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Season 0|移住準備編

那須土地 初めて土地に問い合わせてみた。今見ると、初手からクセが強すぎる物件だった

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2026年8月初旬。

それまで私は、物件サイトを眺めては、

「ここいい!」

「広い!」

「安い!」

「森!」

と好き勝手に盛り上がっていた。

でも、このころから少しずつ、

気になる物件には、実際に問い合わせてみよう

と思い始めた。

いよいよ、

「物件を見る人」から、

「不動産会社に問い合わせる人」

への進化である。

そして私が、最初の問い合わせ先として選んだ土地。

今になって物件情報を見返すと、

思う。

なぜ初手でこれを選んだ。

774坪、500万円

気になったのは、那須町の土地だった。

面積は約774坪。

価格は500万円。

写真を見る限り、かなり広い。

木がびっしり生えた山林という感じでもなく、比較的平らそうに見える。

774坪あれば、

家。

庭。

ドッグラン。

畑。

木も植えられる。

いろいろできそう。

しかも500万円。

当時の私は、

「これ、いいんじゃない?」

と思った。

まだ土地探しを始めたばかりだったので、

774坪・500万円

という数字の破壊力が強かった。

今見ると、気になる言葉がいっぱいある

ところが、今の私がこの物件情報を見ると、

値段より先に気になるところがたくさんある。

地目は、

山林。

最適用途は、

その他用地。

さらに、

私道負担あり。

水道も、

「すでに敷地内まで引き込み済み」

ではなく、

井戸または公営水道を引き込み可能

という内容だった。

……なるほど。

今なら、

「道路は?」

「住宅建築できる?」

「水道引き込みはいくら?」

「私道持分は?」

「地盤は?」

と、いろいろ聞きたくなる。

でも当時の私は、

まだそのあたりを十分理解していなかった。

土地が広い。

安い。

平らそう。

かなりの割合で、それを見ていた。

そして出てきた「東京電力」の話

さらに、この土地について調べていると、

太陽光発電に関係する内容が出てきた。

そこで私は、

「ん?」

となった。

土地を買う話なのに、

なぜ東京電力との契約の話が出てくるの?

どうやら、

太陽光発電の事業に関係する事情があるらしい。

そこで問い合わせでは、

太陽光設備や事業認定、東京電力との契約などを引き継がず、土地だけ購入できるのか

ということも確認しようとしていた。

……。

土地探し初心者の、

初めての問い合わせ内容ではない気がする。

私は普通に、

家を建てる土地を探していただけなんだけど。

なぜ初手から発電事業の契約確認をしているのだろう。

そもそも「その他用地」って何?

当時は、

「最適用途:その他用地」

という表示にも、

そこまで深く引っかかっていなかったと思う。

住宅用地。

事業用地。

その他用地。

今なら、

「住宅用地じゃないんだ?」

と一度止まる。

でも当時は、

土地なら家を建てられるんじゃない?

くらいの感覚だった。

もちろん、

「その他用地」と書いてあるから住宅が絶対建てられない、

という意味ではない。

だからこそ、

実際に住宅を建てられるのかを確認する必要がある。

そのこと自体を、

私はこのころから覚えていくことになる。

初問い合わせで聞きたかったこと

最初なので、

何十項目も送るのはやめた。

まずは重要なところだけ。

たとえば、

自己居住用の住宅を建築できるのか。

太陽光発電に関する契約を引き継がず、土地だけ買えるのか。

位置指定道路の幅や接道状況はどうなっているのか。

私道持分はあるのか。

造成や地盤について資料はあるのか。

そんなところ。

それまで物件情報は、

書いてあることを見るだけだった。

でも問い合わせをしようとすると、

急に、

「書いてないことは、自分で聞かなければならない」

という世界になる。

これが大きかった。

そして「電話はちょっと……」

もうひとつ。

問い合わせするとき、私には気になることがあった。

電話である。

不動産会社に問い合わせると、

すぐ電話がかかってくるイメージがある。

私はまずメールで聞きたい。

ゆっくり内容を読んで考えたい。

あと、

突然電話が鳴ると、

「誰!?」

となる。

なので、

連絡はメール希望

という形で問い合わせることにした。

土地探しとは関係ないようで、

自分が疲れない問い合わせ方法を作るのも、

長期戦では大事なのかもしれない。

問い合わせてみようと思った理由

この時点では、

「絶対この土地を買う!」

と決めていたわけではない。

むしろ、

実際に問い合わせたら、何がわかるんだろう

という気持ちも大きかった。

物件情報を眺めているだけでは、

道路の細かい状況も、

水道の事情も、

売主側の条件もわからない。

問い合わせれば、

広告には載っていない情報が出てくるかもしれない。

土地探しの勉強にもなる。

今思えば、

この一件から、

物件サイトを見るだけでは土地はわからない

ということを学び始めたのだと思う。

今見ると、初手からかなりクセが強い

改めて条件を並べてみる。

774坪。

500万円。

地目は山林。

最適用途はその他用地。

私道負担あり。

水道は引き込みを検討。

そして、

太陽光発電に関する契約の確認。

……。

初心者が最初に問い合わせる土地として、だいぶ情報量が多い。

もう少し、

住宅用地。

上下水道あり。

接道問題なし。

くらいから始めてもよかったのではないか。

でも当時は、

何が普通で、

何が特殊なのかも、

まだよくわかっていなかった。

だからこそ、

「広い!」

「安い!」

「ここいいかも!」

で飛び込めた。

ある意味、初心者の強さである。

でも、問い合わせなければ始まらない

結果的に、

この土地がどうだったか以上に、

私にとって大きかったのは、

初めて問い合わせボタンを押したこと

だった。

それまでの移住探しは、

どこかまだ妄想だった。

物件サイトを見て。

地図を見て。

Googleマップを見て。

「ここで暮らしたら」

と考える。

でも不動産会社へ問い合わせた瞬間、

少しだけ現実側へ進んだ。

2026年8月初旬。

私はようやく、

物件を眺めるだけの段階から、

実際に条件を確かめる段階

へ入った。

そして、その記念すべき一軒目は、

今見ると、

初手からなかなかクセの強い土地だった。

土地探し初心者。

最初の一歩から、

わりと難易度が高い。