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BESSについて調べていると、
個性的な家がいくつも出てくる。
ログハウス。
四角い家。
小さな平屋。
その中で、
私が妙に気になった家があった。
「程々の家」。
名前だけ聞くと、
なんだか控えめである。
ほどほど。
そこそこ。
無理しない。
そんな印象。
ところが写真を見ると、
全然控えめじゃない。
ものすごく存在感のある、大きな屋根。
太い柱と梁。
暗めの木。
深い軒。
広い縁側。
土間。
薪ストーブ。
……。
これ、
「程々」というより、
かなり私の好きなものを詰め込んでない?
「程々の家」は2005年に登場した
BESSの歴史を調べてみると、
「程々の家」が登場したのは2005年。
もともとあったジャパネスクハウスをリニューアルし、**「グローカルジャパニーズ」**をコンセプトに生まれた家だった。現在でもBESSを代表するシリーズのひとつとして販売されている。
つまり、
古民家そのものを再現する家ではない。
昔ながらの日本家屋にある、
軒。
縁側。
土間。
梁。
陰影。
そんなものを取り込みながら、
現代の住宅として作った家。
だから、
「新築なのに、なんとなく古い家の空気がある」
のである。
これが、
かなり面白い。
最大の特徴は、やっぱりあの大屋根
「程々の家」を見て、
まず目に入るのが屋根。
BESSでは、
これを**「甲羅屋根」**と呼んでいる。
どっしり低く構えた大屋根を、
骨太な柱と梁が支える。
室内から見ても、
斜めの天井と「登り梁」によって、
屋根そのものの存在を感じられる造りになっている。
これ、
私が好きな
横に広がって見える家
なんよね。
都市の住宅のように、
限られた土地に上へ上へ伸ばす感じではない。
土地の上に、
ずしっ。
と座っている。
森とか、
田園とか、
山の裾とか。
そういう場所に建っている姿が似合う。
そして、軒が深い
私が「程々の家」を見て、
かなり惹かれた理由。
たぶん、
この軒だ。
屋根が大きく張り出しているから、
建物のまわりに、
雨や日差しを直接受けにくい場所ができる。
その下にあるのが、
広縁。
室内でもない。
庭でもない。
その間。
BESS自身も広縁を、
内と外をつなぐ開放空間として位置づけている。
これ、
今の私が何度も言っている、
「屋根付きのデッキが欲しい」
とほとんど同じ発想だった。
広縁が「もう一つのリビング」になる
普通の家だと、
リビングがあって、
窓があって、
その向こうに庭がある。
でも程々の家は、
その間に、
かなり大きな広縁が入る。
現在のモデルを見ると、
27.7坪の「七色」でも広縁は約4.4坪。
31.8坪の「八風」では約5.3坪。
最大モデルの「十露」では約6.8坪ある。
6.8坪。
……。
約13畳。
それ、もう一部屋では?
と思う。
でも壁で囲わない。
そこがいい。
椅子を置いてもいい。
犬と座ってもいい。
薪を置いてもいい。
雨の日に庭を眺めてもいい。
夏なら夕方に外で飲んでもいい。
庭仕事の途中で、
腰を下ろしてもいい。
実際、BESSオーナーの暮らし紹介でも、広縁を四季や時間帯によって使い分けている様子が紹介されている。
家の外に、もう一つリビングを作る。
これ、
めちゃくちゃいい。
ただし「床面積の効率」で考えると贅沢
一方で。
冷静に考えると、
広縁はかなり贅沢な場所でもある。
例えば、
室内をあと5坪広げれば、
仕事部屋にできる。
収納にもできる。
寝室にもできる。
なのに、
そこをあえて、
壁で囲わない。
昔のBESSオーナーの記事には、
広縁を見た親御さんから、
「壁を付けたら部屋になるのに」
と言われた、という話まで出てくる。
分かるwww
合理的には、
その通りなのである。
でも、
その**「部屋にしなかった場所」こそ楽しい**
というのが、
BESSなんだろうなと思う。
土間が玄関だけではない
もう一つ面白いのが、
土間。
程々の家では、
土間を単なる玄関として扱っていない。
BESS公式の表現では、
**「玄関でもあり、リビングでもある」**場所。
土間から広縁、
そして庭へつながることで、
家の中と外の境界をあいまいにしている。
これも、
田舎暮らしにはかなり便利そう。
長靴。
薪。
犬用品。
庭道具。
収穫した野菜。
汚れていて、
いきなりフローリングへ持ち込みたくないものは山ほどある。
しかも現在の程々の家では土間仕様が更新され、素焼きタイルを使ったグレー系とブラウン系の2スタイルが用意されている。BESSによれば、このリニューアルでは断熱性能も向上している。
ここに薪ストーブがある
もちろん、
あります。
薪ストーブ。
土間。
木。
梁。
大屋根。
広縁。
そこへ、
薪ストーブ。
反則である。
BESSは程々の家の特徴として、薪ストーブを「ゆったりとした時間」を生む設備として紹介している。
私が那須で、
薪ストーブ。
薪。
薪棚。
薪割り。
と、
順調に沼へ落ちていった時期に、
こんな家を見たら。
そりゃ、
見る。
「明るい家」ではなく、陰影を楽しむ家
ここも、
程々の家らしいところだと思う。
大きな屋根。
深い軒。
暗めの木。
格子。
簾戸。
だから、
全面ガラス張りの明るいモダン住宅とは、
かなり方向が違う。
BESSオーナーの実例でも、深く張り出した庇によって生まれる少し暗めの室内の落ち着きや、格子越しに庭を見る楽しさが語られている。
光を全部取り込むのではなく、
光と影を両方使う家。
なるほど。
これが「和」なのかもしれない。
簾戸まである
程々の家には、
簾戸(すど)
という建具も使われている。
完全に閉じるわけではない。
視線は少し遮る。
でも、
風と光は通す。
BESSではこれを、家族の気配を感じながら緩やかに空間を仕切るための設えとして紹介している。
つまり、
壁で、
バシッ。
ドアで、
バタン。
と区切る家ではない。
つながっているけれど、
少し離れている。
これも、
家全体の考え方と同じなんだと思う。
内と外も曖昧。
部屋と部屋も少し曖昧。
現在は3つのモデルがある
2026年9月現在、公式サイトで紹介されている程々の家には、
七色(なないろ)・八風(やつかぜ)・十露(そろ)
の3モデルがある。
七色は延床約27.7坪。
八風は約31.8坪。
十露は約39.6坪。
そして広縁まで含めると、
数字以上に「使える場所」が外側へ広がる設計になっている。
私が今まで考えていた、
150㎡くらいの巨大平屋!
に比べると、
意外と現実的な大きさ。
いや。
私の家が巨大だっただけかもしれない。
お値段は「程々」なのか
ここで、
当然見る。
価格。
2026年7月時点のBESS公式サイトでは、
程々の家のモデルプラン標準価格は、
27.7坪で2,880万円から、39.6坪で3,757万円。
ただし、これはBESSの地域区分Eの標準仕様を基準とした価格で、建設地による付帯工事、申請費用、希望する仕様変更などは別途見積もりになる。
土地もいる。
造成もいる。
外構もいる。
場所によっては、
水道も引く。
地盤改良があるかもしれない。
なので、
「2,880万円あれば完成!」
ではない。
この頃の私は、
土地探しによって、
その辺だけはかなり学習している。
古民家好きには、かなり危険な家だと思う
程々の家のオーナー事例を見ていて、
興味深かったものがあった。
もともと古民家に憧れていたものの、
中古古民家は良い物件に出会う難しさや改修費もある。
そこで、
新築で古民家的な暮らしを実現できる家
として程々の家へたどり着いた人がいる。
これ、
めちゃくちゃ分かる。
古民家はいい。
梁もいい。
庭もいい。
雰囲気もいい。
ただし、
床。
屋根。
水回り。
断熱。
シロアリ。
配管。
耐震。
未登記増築。
そして、
謎の物置。
古民家にはロマンと現実が同居している。
だったら最初から、
古民家の好きな部分だけを取り込んだ新築にする。
これは、
かなり合理的な選択肢なのかもしれない。
でも「古民家風住宅」だけではない
とはいえ、
私は程々の家を単なる
「古民家っぽい新築」
とは思わなかった。
本当に面白いのは、
見た目よりも、
家と外との距離感
だと思う。
土間。
広縁。
軒。
庭。
これが、
室内から順番につながっていく。
リビング。
↓
土間。
↓
広縁。
↓
庭。
↓
その先に森。
私が欲しいと言っていた、
「家と庭を分けたくない」
という暮らしを、
建築そのものが作っている。
犬との暮らしにも、かなり相性が良さそう
ここからは、
完全に私目線。
犬と暮らすなら、
広縁はかなり便利そう。
室内。
広縁。
庭。
ドッグラン。
という動線が作れる。
雨の日でも、
犬が外の空気を感じられる。
夏なら、
日陰になる。
足を洗う場所を土間側に作れば、
庭から戻って、
いきなりリビングを泥だらけにしなくても済む。
猫も、
広縁越しに庭を眺めるだろう。
……。
たぶん、
一日いる。
私が欲しかった「屋根付きデッキ」の正体は、これかもしれない
ここまで調べて、
気づいた。
私は、
ずっと
「大きなウッドデッキが欲しい」
と言っていた。
でも正確には、
単なるウッドデッキではなかった。
欲しいのは、
深い屋根の下にある、半分外みたいな場所。
つまり、
程々の家でいう、
広縁に近い。
真夏の日差しを避ける。
雨の日も出られる。
犬が寝る。
薪を置く。
椅子を出す。
庭を見る。
そして、
室内からそのままつながっている。
ああ。
私が欲しかったの、これだ。
となった。
ただし、そのまま「程々の家」が私の正解とは限らない
好き。
ものすごく好き。
でも、
ここで前の記事と同じ話に戻る。
私は、
BESSそのものを買いたいのではない。
自分たちの暮らしに合う家が欲しい。
夫婦それぞれの仕事部屋。
犬。
猫。
大きなキッチン。
ゲストスペース。
収納。
庭との動線。
将来的には民泊もあるかもしれない。
それらを全部考えると、
既存のモデルに自分たちを合わせるより、
程々の家から「好きな部分」を持ち帰る
ほうが、
私には合っている可能性もある。
程々の家から持ち帰りたいもの
結局、
私がこの家を見て、
自分の家にも欲しいと思ったのは、
大きな屋根そのものではなく。
深い軒。
屋根の下の広縁。
土間と庭のつながり。
太い木の存在感。
薪ストーブ。
そして、
室内と屋外の間に、もう一つ居場所を作ること。
だった。
「デッキが欲しい」
というぼんやりした願望が、
かなり具体的になった。
家の大きさより「外まで含めて暮らす」
これは、
この後の土地探しにもつながっていく。
家を150㎡にするのか。
130㎡にするのか。
100㎡にするのか。
私はずっと、
室内の面積を増やす方向で考えていた。
でも、
程々の家を見ると、
違う考え方もある。
家を大きくするのではなく、軒の下まで暮らしを広げる。
そして、
その先には庭がある。
さらに森がある。
なら。
家そのものは、
思っていたより小さくてもいいのかもしれない。
そんなことまで、
少し考えるようになった。
そして、もう一つ気になる家がある
そんなふうに、
「大きな屋根の下で、内と外をつなぐ家」
に惹かれた私。
ところがBESSには、
まったく別の方向から、
同じように
外まで暮らしに取り込もうとしている家
がある。
それが、
「栖ログ」。
こちらは、
大きな家ではない。
むしろ、
小さく建てる。
そして、
家の外まで使う。
平屋。
小屋。
ログ。
半外空間。
……。
あれ?
これ、
今の私たちが考えている
DIY小屋とか、
直売所とか、
庭仕事とか。
かなり近くない?
次は、
BESS「栖ログ」って、どんな家なのか。
こっちも詳しく見てみようと思う。
🌲🏠🔥
※価格・仕様・モデル構成は2026年9月時点で確認したBESS公式情報をもとにしています。実際の建築価格や仕様は、建築地域・敷地条件・オプション等によって変わります。


