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Season 0|移住準備編

標高で来る鳥は変わる? バードバスを作るなら低地と高原どっち?

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標高で来る鳥は変わる? バードバスを作るなら低地と高原どっち?

バードバスを作りたい。

庭に小さな水場を作って、

野鳥が水を飲んだり、

ぱしゃぱしゃ水浴びしたりするところを眺めたい。

そこまでは決まった。

でも、

土地探しをしていて、

ふと疑問が出てきた。

**バードバスに来る鳥って、

標高によって変わるのでは?**

東京の庭に置くバードバス。

標高200mの里山。

標高700mの山裾。

標高1000mの高原。

同じ日本でも、

来る鳥は違うのだろうか。

調べてみると、

やっぱり、

けっこう違いそうだった。

バードバスが鳥を連れてくるわけではない

まず、

大前提。

バードバスを置いたからといって、

そこへ突然、

遠くの山から珍しい鳥が集まってくるわけではない。

基本的には、

その周辺にもともと暮らしている鳥が、

水場を見つけて利用する。

つまり、

バードバスに来る鳥を決めるのは、

バードバスそのものより、

その土地の周囲にどんな鳥がいるか。

日本野鳥の会でも、身近な場所で見られる鳥として、スズメ、シジュウカラ、メジロ、キジバトなどを紹介している。東京の緑地でも、メジロ、ヒヨドリ、シジュウカラ、スズメなどがよく確認されている。

つまり、

都会や低地の庭なら、

まずは、

「近所でも見かけるメンバー」が中心になりそう。

それでも、

庭の水場で水浴びしている姿を見られたら、

十分かわいい。

では、高原へ行くとどうなる?

ここからが面白い。

標高が上がって、

周囲が森林になってくると、

鳥の顔ぶれも変わってくる。

環境省の東信地域の資料を見ると、

山麓の樹林帯では、

コゲラ、

アカゲラ、

アオゲラ、

ゴジュウカラ、

シジュウカラ、

コガラ、

ヒガラ、

ヤマガラ、

エナガなどが観察されている。

さらに、

標高が上がるにつれてヒガラが優勢になる傾向

も紹介されている。

おお。

なんか急に、

「森の鳥図鑑」

みたいになってきた。

低い里山と高い里山では、メンバーが少し変わる

もちろん、

標高500mを越えた瞬間、

鳥が総入れ替え!

みたいなことではない。

シジュウカラやヤマガラのように、

かなり幅広い環境で見られる鳥もいる。

実際、

環境省の調査では、

ヤマガラはもともと低山の森林を好む鳥とされながら、

750m以上の場所でも増加が確認されている。

だから、

境界線はかなり曖昧。

それでも、

ざっくり考えると、

低地や低い里山では、

スズメ、

メジロ、

ヒヨドリ、

シジュウカラ、

キジバトなど、

人里でもよく見かける鳥が多い。

そこから標高が上がって、

森林が濃くなってくると、

ヤマガラ、

コゲラ、

ゴジュウカラ、

ヒガラ、

コガラ、

エナガなど、

森らしい鳥が混ざってくる可能性が高くなる。

日本野鳥の会が紹介している山地の探鳥地でも、コガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、キバシリ、キビタキ、オオルリなど、森林性の鳥が多く確認されている。

つまり、

高原のバードバス。

かなり楽しそうである。

夏はさらにメンバーが増えるかもしれない

そして、

鳥は一年中同じ場所にいるとは限らない。

春から夏に日本へやってくる、

夏鳥もいる。

低山の森林でも、

オオルリ、

キビタキ、

クロツグミ、

センダイムシクイなどが確認されている。

高原の森でも、

キビタキやオオルリなどの夏鳥が見られる場所がある。

となると、

春。

夏。

秋。

冬。

バードバスの常連が、

少しずつ入れ替わる可能性がある。

これ、

ネットワークカメラを置いたら、

かなり面白いのでは?

「今年もキビタキが来た!」

とか、

できるかもしれない。

まだ土地もないのに、

もう鳥の出席簿を作ろうとしている。

冬は逆に、山から下りてくる鳥もいる

さらに面白いのが、

冬。

鳥によっては、

寒くなると、

標高の高い場所から、

暖かい低地へ移動する。

たとえばメジロも、

北海道や山地では、

冬になると暖地や低地へ移動することがある。

つまり、

「高い場所のほうがいつでも鳥の種類が多い」

とも限らない。

冬になると、

山の鳥が少し下へ移動して、

低い里山のほうが面白くなることもある。

鳥の世界、

思った以上に流動的だった。

じゃあ、高原のほうがバードバス向き?

ここまで読むと、

「じゃあ標高1000mに住めばいい!」

となりそうだけれど。

そう単純でもない。

高くなれば、

冬は寒くなる。

水が凍る。

雪も増える。

そして、

標高だけ高くても、

周囲に木がほとんどなく、

広い畑の真ん中だったら、

森林性の鳥はそれほど多くないかもしれない。

逆に、

標高300~400mでも、

すぐ裏が森。

大きな木がある。

沢がある。

低木がある。

そんな場所なら、

かなり多くの鳥がいる可能性がある。

つまり、

バードバス目線で土地を選ぶなら、

標高だけ見てもダメ。

同じ700mでも「畑の真ん中」と「森の縁」は違う

これ、

土地探しにも、

かなり関係してくる。

たとえば、

標高700m。

同じ標高でも、

Aは、

周囲一面が畑。

木はほとんどない。

Bは、

家の裏が雑木林。

敷地にも木がある。

近くに沢。

林の縁。

この二つなら、

バードバス目的では、

私は圧倒的にBが気になる。

環境省の資料でも、山麓の樹林帯ではキツツキ類やゴジュウカラ、カラ類など多くの森林性鳥類が確認されている。

つまり、

**標高700mだから鳥が来るのではなく、

標高700mの「森のある環境」だから面白い。**

ここ、

かなり大事だった。

私の理想は「山の上」ではなく「山裾」なのかも

そして、

ここで、

私の土地探しと、

妙に話がつながった。

私は、

真冬に雪に埋もれるような、

標高1200mの山奥に住みたいわけではない。

でも、

夏は涼しくしたい。

山も見たい。

木も欲しい。

鳥も来てほしい。

となると、

標高600~800mくらいの、

山裾。

里山と森林の境目。

このあたり、

もしかして、

かなりいいのでは?

人里の鳥もいる。

森の鳥もいる。

季節によって、

違う鳥も来る。

もちろん、

実際の鳥相は、

地域や植生によって変わる。

でも、

低地と山地の間くらいだからこその面白さ

はありそう。

いま土地を探している東御市周辺にも、山麓の森林帯では多様なカラ類やキツツキ類などが確認されている。

なるほど。

標高、

涼しさだけではなかった。

バードバス目線で土地を見るという、新しい沼

ここまで調べた結果。

土地を見るときに、

また確認項目が増えた。

眺望。

接道。

水道。

下水道。

ハザード。

日当たり。

隣家との距離。

そして、

鳥。

ストリートビューで、

「この裏、林だな」

とか。

「この家、高木が残ってる」

とか。

そういうところまで、

気になり始める。

土地探し、

どんどん違う方向へ進んでいる。

結局、低地と高原、どっちがいい?

私なりの結論は、

どっちも面白い。

だった。

低地なら、

スズメやメジロ、シジュウカラなど、

身近な鳥をじっくり観察できる。

高原や山麓なら、

そこへ森林性の鳥が加わる可能性がある。

さらに、

季節によって、

夏鳥。

冬鳥。

漂鳥。

顔ぶれも変わる。

だから、

「珍しい鳥を呼ぶために高い土地を買う」

ではなく、

**自分が暮らしたい環境に、

どんな鳥が暮らしているのかを楽しむ。**

それが、

いちばんいい気がする。

そして、

私の場合。

夏が涼しい。

山が見える。

森が近い。

隣家が遠い。

そんな場所を探していたら、

どうやら、

鳥を見るにも面白そうな場所へ、

自然と近づいていた。

家を探していたはずなのに。

とうとう、

「この土地、バードバスに誰が来る?」

という基準まで増えてしまった。

ぴちゅ森の土地探し。

条件は、

まだ増えるらしい。🐦🌲